創業1953年 伊藤牧場
伊藤牧場は1953年に三重県に設立されました。絵画のように美しい風景に囲まれた牧場は、松阪牛の肥育に最適で静かな環境にあります。伊藤牧場では、1,400頭の牛を収容出来る牛舎に肥育する牛を半数の700頭に制限することで、個々の牛への環境を整備し、高品質の松阪牛を育てるという目標を忠実に維持しています。私達のモットーは、牛がストレスのない環境で飼育され、「牛の精神をなだめ」それによってより健康的な高品質の肉質を生産する事です。70年以上の経験を持つ伊藤牧場は、松阪肉牛枝肉共進会で3年連続の最優秀賞一席の受賞以下、数多くのコンクールで優勝し、一貫してこの理論を証明してきました。
日本三大和牛
松阪牛は、神戸牛と並んで、いつの時代も日本の三大和牛の一つに数えられてきました。3番目は、近江牛であったり米沢牛であったり評価に変化が見られます。神戸牛が去勢牛を含めているのに対し、松阪牛は雌牛に限っていることから和牛の女王と言われる所以です。また、松阪牛は年間約7000頭しか生産されない為、非常に高額で取引されます。
柔らかさ、高度に発達した風味、美しいサシで有名な松阪牛は口の中で滑らかに溶けます。その優れた品質を得るために、松阪牛は穏やかな環境で飼育されています。牛は通常、米、ふすま、小麦、とうもろこしを食べますが、定期的なマッサージを受けたり、心地よい音楽を聴いたりします。また、肥育をさらに独特なものにしていることとして、精神をリラックスさせて、より良い品質の肉を生産するためにビールを提供し食欲増進をさせたりもします。こうした独特な肥育に加え、伝統と経験に培われた飼育法が松阪牛ならではの高品質な魅力を作り上げています。